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中古スマホを活用するなら、通信費を抑える手段として「MVNO(格安SIM)」の存在は欠かせません。大手キャリアに比べて月額料金が安く、自由な組み合わせができるのが魅力ですが、その分、用語や仕組みが少し難しく感じる人もいるのではないでしょうか?
この記事では、中古スマホとMVNOを組み合わせて使う際に知っておくべき基礎知識と、専門用語の意味を丁寧に解説します。
MVNOとは?簡単に言うと「格安SIMを提供する会社」
MVNO(Mobile Virtual Network Operator)とは「仮想移動体通信事業者」と呼ばれ、NTTドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリアの通信回線を借りて、自社ブランドで通信サービス(主にSIMカード)を提供する会社のことです。
代表的なMVNO事業者:
- mineo(マイネオ)
- IIJmio
- OCNモバイルONE
- BIGLOBEモバイル
- NUROモバイル など
これらの会社が提供する「格安SIM」は、通常のキャリアと比較して月額料金が圧倒的に安いのが特徴です。
MVNOと中古スマホの相性が良い理由
中古スマホは、すでに誰かが使っていた端末で、端末価格が安くなっています。MVNOは、月々の通信費を抑えられます。この2つを組み合わせることで、スマホの維持費を大幅に削減できるのです。
たとえば、大手キャリアで新機種+通信契約を組むと、月々8,000円以上かかることもありますが、中古スマホ+MVNOなら、月額1,000円〜2,000円程度に収まるケースも少なくありません。
中古スマホ×MVNOを始める前に知っておきたい専門用語
ここからは、実際にMVNOを利用する際に登場する専門用語をやさしく解説します。
1. SIMカード(Subscriber Identity Module)
スマホに挿すICチップで、電話番号や通信契約情報が記録されています。MVNOを利用するには、このSIMカードをMVNO事業者と契約して入手する必要があります。
2. SIMサイズ(nanoSIM、microSIM、標準SIM)
SIMカードには3種類のサイズがあります。中古スマホを購入する際は、端末が対応しているサイズを必ず確認しましょう。
3. SIMロック/SIMフリー
- SIMロック:特定キャリアでしか使えないよう制限された端末
- SIMフリー:どのSIMでも使用できる自由な端末
MVNOを利用するなら、SIMロック解除済みの端末またはSIMフリー端末を選ぶ必要があります。
4. APN(アクセスポイント名)
APNとは、スマホをインターネットに接続するための設定情報です。MVNOのSIMカードを使う場合、多くは手動でAPN設定を行う必要があります。
5. バンド/周波数帯
通信に使われる「電波の種類」のこと。MVNOが借りている回線と、使用する端末の「対応バンド」が合っていないと、通信ができなかったり、不安定になったりします。
6. デュアルSIM/eSIM
- デュアルSIM:1つの端末に2枚のSIMカードを挿せる機能
- eSIM:物理カード不要の「埋め込み型SIM」。オンラインで契約・切り替え可能。
中古スマホでもeSIM対応機種が増えており、MVNOとの相性も良くなってきています。
MVNOの契約プランと料金の特徴
MVNOの魅力は、なんといっても料金の安さ。ただし、プラン内容によっては注意が必要です。
代表的な料金体系:
- 月額料金:1GB〜20GBまで幅広い(1,000円前後〜)
- 音声通話オプション:基本はデータ通信のみ。通話を付けると+数百円。
- かけ放題プラン:5分以内/10分以内など、通話の制限つき
注意点:
- 混雑時間帯(昼休みや夕方)は通信速度が遅くなりやすい
- 通話は「プレフィックス通話」や専用アプリ経由で割安に
実際に使えるか確認するには?【動作確認端末一覧】
MVNO各社は、自社のSIMカードが動作する端末の「動作確認リスト」を公開しています。中古スマホを購入する前に、必ずその端末がリストにあるか確認しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 中古スマホでもMVNOは使えますか?
A. はい、使えます。ただし「SIMロック解除済み」であり、「対応バンド」が合っている必要があります。
Q. 店頭でMVNOのSIMは買えますか?
A. 一部のMVNO(mineoなど)は家電量販店でも取り扱っていますが、基本はオンライン申込が主流です。
Q. 通信速度は遅くない?
A. 時間帯によっては遅くなることもあります。SNSや動画視聴などに問題ない程度の速度は出るMVNOも多いです。
まとめ:MVNOを活用して中古スマホをもっとお得に!
MVNO(格安SIM)は、中古スマホと非常に相性の良い通信手段です。料金が安いだけでなく、自分の使い方に合わせた柔軟なプラン設計が可能です。
ただし、使いこなすには最低限の用語や仕組みを理解することが不可欠です。
最低限おさえておくべきポイント:
- SIMロック解除済みの端末を用意
- MVNO事業者の動作確認端末に自分の機種があるか確認
- APN設定やバンド対応を事前に調査
- 月額料金と通信速度のバランスを比較検討
これらを踏まえて、あなたに最適なMVNOと中古スマホの組み合わせを見つけてみてください。